「もう服は買わない」とか言わずに、ちゃんと洋服を選んでほしい。

もう7月だってのに雨の日が続いて、寒いっすね。

先週末、久しぶりに海に入ったんですけど、調子に乗ってラッシュガードと水着でチャレンジしたら凍え死ぬかと思ったぐらいです。

さて、『ファッションレンタルおじさん(仮)』ってことで、相変わらずやっているんですけど。

関連:ファッションのことでなら誰とでも会いますっての初めてみた。

そこで出会った人達と話していると、アパレル関係の人・そうじゃない人と双方から「もう服はあんまり買わない」とか「最近買わなくなったなぁ」とか「ユニクロでしか買わないや」とかって意見を聞きます。

僕自身も闇雲に洋服を買い漁ってしまう着道楽みたいなタイプでは別にないし、ハッキリ言って人の趣味嗜好や消費行動なんてどうでもいいんですけど、洋服をお仕事にしている身としてちょっと寂しいなぁとも感じます。

そうは言いつつ『ファッションレンタルおじさん(仮)』はあくまでも人の話を聞くだけというスタンスでやっているので、その場はフンフン聞いているのですが、ちょっと吐き出したいので、今日はここで書いてこうと思います。

なんで「もう服は買わない」って考えになるのだろう

まずはじめに、なんで「もう服は買わない」って考えになるんだろうってとこですが、各々から話を聞いてると大まかに分けると理由は3つかなと思います。

①ミニマリスト志向

もう服を買うのをやめて、今ある手持ちの物も断捨離してすっきりとしたいからこれ以上の服はいらない!という人

こういう考えになる背景には《フランス人は10着しか服を持たない》なんて本も流行ったし、こんまりさんの《人生がときめく片付けの魔法》なんてのも世界的に流行ってるからなんでしょうか。

それらの本は面白いです。

他にもエシカルとかサステイナビリティに配慮してるとかもありそうですね。

あとは《ミニマリスト=おしゃれ》みたいな考えなのかな?!とかも思います。

②何らかの事情で服にお金をかけれない

いろいろな事情があって買わないのではなくて、買えないという人もいます。

人それぞれの事情がありますし、何万も何十万もお金をかけれる人もいれば、かけれない人も当然いますよね。

お金がないってなった時に削りやすいのも洋服ですし、これに関しては何とも言えないので、ここはそっとしておきましょう。

③すでに買い過ぎて大量にある

ファストファッションの流行もあり、全体的にアパレル用品の価格はデフレ化しています。

良質なものがすごく安く手に入る様にもなってるし、ついつい買い過ぎて、それを理由にもう服は買わなくていいやってなってる人もいることでしょう。

値段が安かったら、まぁいっかって感じで手が伸びてしまう気持ちもわからなくもないですしね。

話を聞いた他にも色々な事情があるかとも思いますが、「もう服を買わない」って言う、大半の人の理由としては①か②があてはまるのでは?と感じます。

洋服って消耗品なんだけどな

さて、まずこの主張(意見?宣言?)に対して言いたいことは、どういう理由で「もう買わない」ってなっているにしても《洋服は消耗品》なので、もう買わないとか無理でしょって思います。

今後一切買わないとまでは言ってねーよ!とか言われてしまいそうですが、じゃあもう買わないとか言うなよ!って話が進まなくなるので、Neverという仮定で話を進めさせてもらいます。

洋服は安価な素材だろうと、高級な素材だろうと、ラグジュアリーブランドの服でも、ファストファッションの服でも、当たり前ですけどいつかはボロボロになります。

ミニマリストでいつも同じ格好をしてる様な人でも、人知れず新しい物になっているでしょうし、金銭的にそれほど余裕がない人でも、破れたりほつれたりしている状態で着るわけにもいかないでしょう。

またどれだけ服をもっていたとしても、アップデートされていなければ古臭く感じてしまうものです。

同じ様な商品に見えても、時代によって流行やシルエットは違います。

例えば有名なリーバイスの501みたいに一見同じ商品でも時代に応じて、少しずつマイナーチェンジを繰り返しているものです。

屁理屈みたいですが、消耗品って考えは案外大事な気がします。

洋服に一生物なんて存在しない

自分の選ぶものは一生物ばかりだから買わなくても大丈夫!なんてのもたまに聞くんですが、たしかに高価な物になればなるほど、そう言う謳い文句で販売されてたりします。

でも宝石や時計とかならあるかもしれませんけど、洋服に一生物なんてありません。

もちろん丁寧にメンテナンスや修理をすれば長く使う事もできますけど、先述した様に洋服は消耗品です。

そして、一生物ではないって事も別に悪いことでも残念なことでもなく「その時々の思い出と共に着る物は変わっていく」でよくないでしょうか。

洋服を買う時にせっかく買うのであれば、なんらかの思い出とともに購入したいって考えるのが中々面白いです。

店員さんと楽しい会話しながら選んでもらったり、恋人や友人とあぁだこぉだ言いながら買ったり、デートに来て行きたいって言いながら選んだりってなんでもいいんです。

ただ洋服を買うじゃなくて、なんらかの動機から購入したり、使用する場面を想定して購入したりする事で、あの時こういう理由で買ったなぁみたいな感じで結構愛着が湧きます。

逆に悪い思い出になっちゃって捨てちゃったり、譲っちゃたりする事もありますけど。

別にその服が高かろうが、安かろうがってのはどちらでもいいですし、消耗品で一生物なんてないからこそ『もう服は買わない』は無理だったとしても、厳選して買うという行為が大事なんだと思います。

整理とかメンテナンスする事で服の選び方も変わる

厳選して購入することに加えてもう一点。

クローゼットを整理したり、洋服のメンテナンスを行う事でも洋服の選び方も結構変わります。

クローゼットの整理や洋服のメンテナンスを自分で行いながら

・自分が好きな服は何か

・自分の暮らしにはどんな服が必要か

・どういう洋服がケアしやすいのか

などなどと考える事は、ここまでに話した厳選して買うってことの意識が高まって、より無駄な物を買うこともなくなります。

もう服は買わない!と決め込んでしまうことには

・最低限のおしゃれでいい

・洋服代を圧縮したい

・服をこれ以上増やしたくない

って考えもあるかなって思いますし、それを解決するためには一度これらを試してみてはいかがでしょう。

毎日着るものだし、ちゃんと選択しよう。

長くなっちゃったけど、「もう服を買わない」っていう風に閉ざさないで、買い方や買う物を吟味しようよって思います。

洋服を扱って仕事をしてる人間としては、服を買わないって決めることで、楽しみが失われちゃうんじゃないかって考えると寂しくなります。

一つ一つの洋服や購買に真摯に向き合うことで、きっといまより洋服が好きになれるし、無駄使いもなくなります。

まったく興味がない、いや消耗品だからなんでもいいよって人もいるだろうからあんまり一概には言えないんだろうし、そもそも選択に脳を使いたくないってスティーブ・ジョブスみたいな人もいるかもしれません。

でも、スティーブ・ジョブスだって一つ一つのアイテムはしっかり選んでますよね。

熱くなってここまで書いてきて元も子もありませんが、みんな本気では「もう服は買わない」なんて言ってないでしょうし、誘惑に負けて買う人がほとんどでしょうけど。

そんな感じで、『ファッションレンタルおじさん(仮)』を初めて約1ヶ月がたち、こんな話も聞いてるうちに20人以上の人と会っています。

もう自分でもびっくりです。

ネタ作りに始めたのですが、あんまり更新していないじゃんって言われてたんですが、それだけの人とお会いできてるので、今はネタに困ってる訳でもなく、単純に書くのが面倒なだけです。

そういう状況なので、断るかもしんないですけど、引き続き会って話してやってもいいよって方はDMください。 Twitter

【今回の学び】

・みんな、流行りが好きね。(ミニマリストとかこんまりとか)

・こんだけ語れるって、意外と僕はちゃんと服が好きなのかも

それではまた。

ファッションレンタルおじさん(仮)

開始 37日目

利用人数 23人

フランス人は10着しか服を持たない (だいわ文庫 D 351-1)

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