右にならえの慣習をやめてはいかが?

こんにちはマスダです。

普段は解説記事とか、批判記事、そういった類のものは、文句言うなら自分でやってみてはいかが?という感じで、受け流す傾向にあるのですが、何この記事?ってあまりにも思ってしまったので、ちょっと書いて行こうかなっと。

そんな問題の記事がこちら

引用記事:アパレル業界を追い詰めた「三度の裏切り」…これではもう売れない

この記事はよく書かれがちな、百貨店やファッションビル・ECモールなんかのプラットフォーマー悪玉論なんですよね。

別に批判しているわけでは全くないのですが、違和感たっぷりです。

ブランド側の気持ちもわからなくもない。

記事の大枠の内容には、そこまで何言ってんの?って感じでもないのですが、そもそもマーケットが縮小している要因を僕は商品力の低下=相対的な品質低下(原価率の低減)と感じています。

いわゆるコストパフォーマンス低下という事になるかと思うのですが、この原因は、少しでもブランド側でアパレルを経験したことがある方ならわかると思うのですが、ブランド側はとっくに努力の限界を超えています。

平均的な商品原価率が30%だとすれば、百貨店やECモールなんかに出店していれば利益なんてほとんど残りません。

なので、記事中の指摘でもあるんですけど、ほとんど努力もしないで安易に仕入れ先に負担を押し付けたプラットフォーマー側(ここでは主に百貨店)の罪が重いということは間違いないです。

ECモールにしたって、いくらフルフィルメントのサービスを全て提供しているからと言っても、取扱手数料の30-35%を支払い、その上でモールが開催する様なSALE施策や、クーポン施策なんかを行なっていては、利益どころか下手すりゃ赤字になりかねません。

でもブランド側も思考停止しすぎじゃないか?

そんな現状になってしまう事の原因として、生産ロット数というものがあります。

と書いたのですが、例えば50枚からしか作れないってわかっているなら、50枚を売れる方法を考えるなり、50枚を売れる様になってから作りましょうよって言う意味です。

最初から50枚売れるかわからないと言う方もいますが、そもそも事業をする上で、それくらいのリスクを取れないのならば、ハナから事業なんて始めるべきではないです。

これだけ世の中に情報が溢れていれば、事業を始める前に

・どれくらいの数量があれば物を作れるのか?

・どういった販路があるのか?

・その販路ではどんな条件で取引ができるのか?

それくらいのことは何も専門家や業界の人にわざわざ聞かなくても、調べればすぐに出て来ます。

安易に始める事が出来るようになったことは、とても利便的な様にも思いますが、それにしても安易に始めすぎです。

右にならえのの慣習から抜け出さないと。

ブランドを作って、自社ECを作成して、POP UP SHOPを開きながら卸先を開拓して、お金が溜まってきたら実店舗やECモールに出店って、いう風に何でも「右に倣え」をしていても既に知名度のある方が始めたブランドとかでない限り、自社ECを作った時点でずっこけます。

成功事例というのは既に他社が行なってきたものなので、それをトレースしたところで、それ以上にはなり得ません。

一旦そういう考えを捨てて、自分たちに合う部分だけを拾い集め、マーケットを細分化し、ターゲットをしっかりセグメントして、それにあった商品を開発するということ、それが基本です。

様々な事例や、戦略が増えてきているので、いろんな事を試してみたくなる気持ちもあるかと思いますが、個店レベルで出来る戦略なんてたかがしれていますし、管理コストの方がかかってしまって、そう簡単に利益なんか出ません。

そこで次はこれってコロコロ変えているうちに制御不能になってしまわない様に、一つの戦略を決めたら、いろんな角度から検証しながら、いい部分をピボットしながら事業推進して行くというのが、当たり前だけど一番うまくいくんじゃないでしょうか。

最後に

そもそもこの記事に違和感を感じて書き始めたんで、最後に少し話を戻しましょう。

家電だって食品だって日用品だって書籍だってみんなプラットフォーマー(小売店)を利用していますよね?

自前で集客して直営だけでやってるメーカーなんてめちゃくちゃ限られてるでしょ?

散々書いた様に、アパレルにも問題は多いけど、なぜアパレルだけが自前の販路じゃない事をここまでけちょんけちょんに言われるんでしょうか。

そもそも他の業種の取引形態とかを大して知らないから一概にはまとめれないのかもしれませんが、それが感じた違和感だったのかもしれません。

それではまた!!