ファッションブランドを立ち上げた頃にあった苦労話。

こんにちはマスダです。

SNSの機能で、昔の写真が過去の思い出みたいな形で、まとめられたりするじゃないですか?

あれを今日見ていて、気づいたのですが、どうやら僕は、ちょうど3年前にも新しいファッションブランドの立ち上げを行なっていた様です。

先日Twitterで

って呟いていたのですが、それが3年前に立ち上げたブランドの話でした。

今日はその時あった苦労話….。

いきなりのPOP UP SHOP

当時はかなりハードな状況で、僕はまだその前の会社に勤めていて、8月いっぱいまでは前社に出勤をしなければいけませんでした。

一方で、9月の2週目にはブランドローンチのPOP UP SHOPを行う事が決定していて、新しく始めたブランドにはまだほとんど人はいなくて、営業周りの業務は全て僕が行わなければならないという状況でした。

そうなると、退職した9月から業務開始とはいかず、自然とダブルワークを行わなければならないという感じで、あの頃はおそらく人生で一番働いていた頃だと思います。

そうして、POP UP SHOPの日がどんどんと近づいてくるのですが、1週間ほど前になり、次第に様々な問題が発生してきます。

備品がどうだ!とか、販売員がどうだ!とか忘れましたけど、なんかめちゃくちゃ色々あって、騒ぎまくっていたのは覚えています。

その中で、一番強烈にインパクトを残してくれたのが納品トラブルでした。

全然商品が上がってこない。

納品トラブルって、大きく分けると

・納期遅延

・商品不良

の2つに分かれるかと思います。

まず、【納期遅延】に関してですが、納期に間に合っていない事ですね。

これが1週間以内であれば何らかの不可抗力で起こり得る事だと思います。

「税関トラブル」であったり、「輸入・配送の遅延」であったりなんかがあるかと思いますが、それ以上遅れるということは、ヒューマンエラー以外ありえないと思っています。(細かな事を言い出したら他にもあるかもしれませんが)

次に、【商品不良】ですが、これも生地自体に不良があったり、縫製ミス・加工ミスなんかは多少なりともあります。

しかし、デザインが違う!や刺繍の指示がプリントで上がっている!なんて事はこれもただのヒューマンエラーです。

とまぁこんな事が1週間前に発覚すれば、僕を含め、メンバーは何度も納品大丈夫?と担当者に聞くのですが、担当者は大丈夫!との返事しかしませんでした。

迎えたイベント当日

担当者の言葉を信じるしか無い状態で、迎えたPOP UP SHOP当日、納品されてきた商品は予定の30型中13型のみでした…。

なんとか手元にある13型を2箇所、3箇所と出し、ラグジュアリーブランドかのごとくハンガーピッチを取りながら、店頭は完成させました。

そして、売上としても1週間で1,300万円と、デビューイベントではかなりの好成績を残すことができた事もあって、ブランド内でも直ぐに笑い話となりましたが、僕にとってはトラウマ以外の何物でもありません。

商品が無いことによって、百貨店やお客様に謝罪しまくり、1日でも早く商品を納品させるために、あらゆる手段を使いまくり、その間売り場も走り回るという、地獄の様な1週間でした。

今となっては、いい思い出です。なんて綺麗な言葉で片付ける気はさらさらありません。

そんなプレゼントをくれた人間が、その後直ぐに退職し、別の会社でノウノウと高給を取り続けているのを聞いた時は怒りに満ち溢れたくらいです。

なんでこんなことが起きるのか?

ブランド側にいると強く感じるのですが、業務が属人的になっている事が多いからだと思います。

デザイナー・生産管理・MDと本来なら絶対に連携しなければいけないメンバーなのですが、それぞれがそれぞれの業務を行っていて、今回の場合だと、生産管理の担当者以外に誰も進捗がわからないという状況でした。

こういうトラブルって、当時の我々だけじゃなくて、アパレル業界にはめちゃくちゃ多いです。

ある程度システム化されている様な会社や、担当者が複数いる様な会社ではいくらかマシでしょうが、それでも、組織的に縦割りになってしまっている事も多く、トラブルは尽きません。

これに関しては、もうすぐ発表できると思いますが、便利なシステム作ってるので、楽しみにしておいてください!!

最後に

たまたま上がってきたSNSでそんな事を思い出して、憂鬱な気分になりながらも、また違うアパレルブランドの企画書を作っている事に、懲りない奴だなぁって自分でも思います。

なんだかんだ文句ばっか言いつつも、ブランドを立ち上げて、それがめちゃくちゃ売れてってのが、楽しくて仕方ないんでしょうね。