まだまだファッションビジネスでも直球は通じるでしょ。

先日、新しいファッションビジネスについて相談を受けると言う事が1日に3件もありました。

と言ってもそれはファッションブランドというわけではなく、ファッションをコンテンツとしたプラットフォーム。ファッションテックという領域のモノになるのかなと思います。

今でもファッションブランドを作りたいってのはゴロゴロ聞くのですが、中長期的なビジョンではなく、4,5年稼いだら終わりって感じの話が多いです。

理由を聞くと、みんな今はそんな大きなブランドできないでしょ!ってみんな言うのですが、僕はまだまだ直球勝負(数十億規模のブランド)も全然できるんじゃないって思います、

カルト的人気になり得るブランドがない

昔って言っても5,6年前とかですが、ファッションブランドにも、最初に1億かけて作って、初年度で10億売ろうぜ!ってブランドが結構多くて、そこでうまくいった若い人たちが、ファッショニスタ的に持ち上げられて、トレンドリーダーみたく呼ばれていました。

それが今は IT 業界とかにそういう人材が多くて、その人たちが世間的にはトレンドリーダーと言われている様な気がします。

そんな事もあって、元々ファッションが好きだった人達も、先述した様なITを駆使してって発想が増えているんでしょう。

アパレル市場の変化ってのもあるかもしれませんが、昔はセレクトショップをやるにしても、ブランドを作るにしても、少しエッジの効いた感じで、それなりに大きいフィールドでやろうとしている人が多かったです。

デザインという部分でも、感覚的なモノで鮮度を出すと言うよりかは、機能的な部分、ストーリー的な部分で付加価値をつけようとするブランドが増えました。

感覚的な部分だけで言えば、今でも尖っている人達もいますが、スモールビジネスで満足していて、身内で盛り上がっていて、上昇志向が無いです。

個人的にはやると決めたらそこに予算をしっかりと組んでやるってのが、当たり前なんじゃないの!って思うのですが、サイドビジネス的に行う人が随分多い様な気もしますし、日本人気質なのか、なんとなくみんな平等にという考え方が強くて、突出しようとする様なモノも無い様な気もします。

グローバルな視点のブランドがない

売上高だけで見ると、年間数千万円〜1億円もあればビジネスとして、2.3人は十分に裕福な生活ができます。

ってかこの辺りで満足しているアパレルの人ってマジで多いと思います。

だいたいこういうブランドと話すと、ニッチな事やってるから、こんなもんでしょ!って言います。

いや、国内で事業をスケールアップできないなら、海外行けばいいじゃん!

こうして、海外に目が向くと、次にやりがちなのはなぜかローカライズしようとしないって事。

韓国や香港、台湾なんかは地理的にも近く、フィットしやすい環境ですが、向こうで日本のブランドを購入しようとしたら、日本の 1.5〜1.8倍くらいの値段で売られています。

それらの国はLCCなんかを使えば、1,2万円で来れちゃう為、ただ欲しいだけなら、旅行ついでに日本に来て購入していたりしますし、もちろんBUYMA(バイマ)の様なサービスもあります。

海外に輸出したときに内外価格差が出て売れないので、そういう仕組み作りも含めて、ちゃんとローカライズするという事をしないのは、ただの甘えではないでしょうか。

それらをわかってるのか、わかっていないのか、面倒なのか?そういう理由で事業を拡大しないというところは本当に多い様な気がします。

だからみんな変化球を狙う。

上記の理由は個人的なものとして、少なくとも「カルト的人気になり得るブランドがない」「グローバルな視点のブランドがない」というのを感じているのは確かな気がします。

少し減ったといっても、9兆円と日本はなまじマーケットが大きいため、なにをやってもついついガラパゴス感が出てしまう傾向があります。

だからこそ、ビッグビジネスを狙おうと思うとブランド以外ってみんな考えてるんじゃないのかなって思います。

ただ、そういう人たちは変化球への思いが強すぎて、業界の商慣習や、基本的な知識に乏しい為、苦戦してしまっている様な気がします。

参入するにしても、まずは基本的な商慣習や知識くらいは覚えていた方がいい様な気がします。

最後に

個人的には直球勝負のブランドでも、まだまだいくらでも勝負できると思います。

ただそこにはトレンド的な売り方であったり、効果的なPRだったりと、いい物を作っているだけではダメだ!というのはあります。

僕はインフルエンスすると言う事は信用を切り売りしている行為だと思っています。

ファッションブランドに置き換えると、毎回毎回の商品発売が、商品と同時にそのブランドの信用を売っているのだと思います。

それを念頭に時代にあった売り方さえすれば、変化球など投げなくてもまだまだ直球は通じるのは間違いないです。