小さなアパレルで知名度や売上よりも大事な事。

こんにちは増田峻です。

このブログでも何度か言ったことがある、アパレルヒエラルキーの話。

こういうやつですね。

ラグジュアリー市場から生まれたデザインが、下層の方へイミテーションされながら、マスボリュームへと広がっていくという話です。

これって実はただの価値観がそうとかだけじゃなくて、実際に業務や経営面でも色々な弊害が出てしまっているんです。

そんなとこまで参考にしちゃうの??

単純にセンスやクオリティーといった部分に対して、そうした意識が働いてしまうのはわからなくもないですが、本当に細かなところまで、意識してしまうのが悲しいところです。

例えば、POSシステムと言った様なものを導入する際にも。

「どこのブランドが使ってるの?」

と必ず言われます。

これに関してはアパレルに限ったことではないのかもしれませんが、多くの一般企業と違うのは、そこに売上規模とかは関係なくて、自分たちのブランドより感度が高いか、高くないかというところだけです。

それって全然意味がなくて、全くことなる生産背景や販売体系のブランドだったりするのに、単純に感度がいいブランドが使ってるってことだけで、使用してしまっていたりする事が問題なのかなと思います。

この話は大手アパレル企業なんかでは、さすがにあまり無い話ではありますが、中小規模のアパレルブランドでは本当によくある話です。

アパレル業界は8割が中小規模と言われていますので、ほとんどがこんな決め方をしてしまっていると言ってもおかしくはないのかなって思います。

ポジショニングが客観的ではない。

これはブランディングのお話になってくるのかもしれませんが、そもそも先述の様なところを意識しすぎてしまっているためか、自分たちのポジショニングがめちゃくちゃなところが多いです。

ポジショニングの話でいうと、上の表の様なプライスで区切ったポジショニングが一般的なのかなと思います。

しかし、実際の購買客層とブランドの展開しているプライスにギャップがあるところも多すぎます。

これもヒエラルキーを意識しすぎてしまっているところから来てしまっていると思います。

この値段で売るのは安すぎる、こんな安ければギャルブランドみたいに見える!なんて話をよく耳にしますが、そんなところを意識しすぎて、値段がめちゃくちゃになってしまっているものが、あまりにも多いです。

はっきり言って、側から見れば違いなんてわからないのに、意識しすぎて結果自分の首を絞めていることも多すぎる様に感じます。

最後に

これはほんの一例なんですが、コミュニティー間が強そうに見えるアパレルですが、意外と他社の事をすごく気にする傾向にあります。

コンペチターを意識するということは悪くないのかもしれませんが、コンペチターではないところまで意識するのはいかがなものか。

卸販売を否定する訳ではないですが、よく小さなブランドが知名度を上げるためと、卸先の開拓に力を入れようとします。

その時に、ここに置いてもらえばイメージが良くなるとか、そういう事を言っているところが多いです。

自分たちが何を作りたいのか、自分たちのお客は何をすれば喜んでくれるのか、ヒエラルキーを気にする前に、もう少し、自分のブランドとちゃんと向き合うところから始める事が、大事なのではないでしょうか。

それではまた!!