アパレルの夏冬セールって、もはや意味あるのかと思う理由

こんにちは増田峻です。

セールが近いですね…。

昨日、僕がコンサルティングで入っているクライアントさんからもセールでのOFF率や投入商品の選定など諸々のご相談を受けていてました。

3社ぐらいで同じような相談があるのですが、総じて思うことは、「もはや集中SALEって意味はあるの?」ってことです。

もちろん仕事なので、そんな言い方はせずにクライアントに合わせて最前の提案はしています。

個人的な意見ですが、SALEが常態化している中で、わざわざ日程を決めて、集中SALEを行うことに、費用対効果からも、どれだけの意味があるのかは本当に謎めいています。

というわけで、そう思う理由を今日は話したいと思います。

理由①既に期間関係なくSALEが乱発

ユニクロなどの低価格SPAは売れ残った商品を随時値下げしているし、毎週末セールをしています。

平日でもセール品コーナーが常に店内にあるので、SALEで買いたい層は小まめにチェックしています。

ネットでも楽天スーパーセール、ZOZOTOWNの割引クーポン、Amazonのタイムセールのように大手のプラットフォームでもセールが行われています。

これに個店別のSALEや企業の自社ECのSALEを加えると、もはやSALEをまったく行なっていない日を探す方が難しいと思います。

そんな中、どこどこでSALEをします!ってなったところで、どれほどの効果があるのかっていう風に思ってしまいます。

理由②越境ECだってある。

もう10年ほど前になりますが、自分がSALEに足繁く通っていた学生時代は、ファッションへの憧れというものは、「読者モデル」「カリスマ店員」「東コレの全盛期」という背景もあって、ファッション業界を志たり、働いている人たちだけでなくて、一般的にももう少し温度は高かったです。

ですが、今はそもそも、その温度は高くないです。

仮にヒエラルキーのトップを欧米のコレクションだとして、自分の世代なんかはそれらの商品が安くなるということで、SALEへ向かいました。

でも今では、farfetchやssenceなど、国内低下よりも安く購入できる越境ECがあります。

なんなら、極論ですが、格安航空券で現地に行って買った方が、買う金額によってはお得なんてこともあり得ます。

また10年前にはそういったコレクションのアイテムの類似商品というのはほとんどありませんでした。

今はGUなんかもそうですし、韓国・中国ファッションでトレンドのものやコレクションアイテムに類似しているものも簡単に見つかります。

こうした部分でもSALEをしたからと言って買うのかな?て疑問があります。

理由③期間もバラバラ

百貨店やファッションビルによって、開催期間がバラバラなのも気になります。

もはや情報が溢れかえってる現状で、ひとつひとつのディベロッパーにどれほどの発信力があるのでしょうか。

中国のAlibaba が毎年11/11に行う Single’s Day Sale はたった1日で、約2.7兆円もの取り引きが発生したといわれています。

このようなプラットフォームの圧倒的なサプライチェーンと顧客へのリーチは、単独のディベロッパーだけで築き上げるのは難しいというか、ほぼ不可能だと思います。

それであれば街中の百貨店やファッションビルが同日開催で買い回ると特典があるみたいな方が、全然効果があると思います。

最後に

散々書きましたが、別に僕はプロパー販売を重視しているとか、そんなんじゃありません。

セールを無くすには、アパレルは散弾銃ではなくて、ライフルに持ち直して。という記事でも書きましたが、今の時代セールを行わない方がおかしいとも思ってますが、そもそもじゃぁ定価ってなんだよ?って話になると思うので、正常なプロパーの価格で売られることになれば、それに伴いセールの規模も縮小されていくんじゃないかなって思います。

そんな中、ルミネがSALE期間をずらすという報道があり、その理由が大量生産・大量販売から脱却するという理由でしたが、そもそも日本中のアパレルのほとんどは大量販売・大量生産のブランドばかりです。

ルミネに入っているブランドもほとんどそうですし、産地を守る為とも書いていましたが、アパレルの国内生産は、アパレルの国内産業はいよいよヤバイ?解決に向かうためにはこれしかない!でも書きましたが、約3%しかありません。

ちょっと話はずれてしまいましたが、そんな感じで、SALEについても、もっと考えれたらいいのになぁなんて思っています。

それではまた!!