今日は昨日友人と話しに上がったので、パリのメトロの乗り方やチケットの買い方などのお話。
パリの観光名所を周るなら、絶対にメトロがおすすめです。
メトロの切符1枚を持っていれば路面トラム、郊外行きの電車RER線、バスへの乗り換えもできてとても便利。
◆パリのメトロの事
この辺は面倒臭いので、wikipedeiaの内容を貼っときます。
パリのメトロ(Métro de Paris)はパリ市内、および一部郊外へ路線を有する地下鉄である。既存の鉄道路線との乗り入れはない。パリ中心部から郊外に直通するRERについても、市内では地下路線であり、メトロと重複する路線もあるのでパリ市内においては地下鉄と扱われることもある。
パリのメトロには、1号線から14号線まである。RATP(パリ交通営公団: Régie Autonome des Transports Parisiens)が運営している。アンパン男爵の会社が敷設した。
多分見てもよくわからないでしょうか地図も貼っときます。
◆切符の種類と値段
パリのメトロは区間が設けられておらず、料金は均一です。
パリ郊外に出るとZONE(ゾーン)と呼ばれる区間で区切られています。
メトロ、バス、郊外行き電車であるRER線、国鉄SNCF線は切符が合同なので、ZONE区間内であれば同じ切符で乗り換えたり、乗車することが可能です。
<メトロ切符を利用できる交通機関>
・メトロ(パリ交通団体・RATP運営のメトロ)
・高速メトロ(フランス国鉄・SNCF運営のメトロ)
・路面電車トラム
・イル=ド=フランス地域圏のバス
ただし、オルリーバス(オルリー空港とダンフェール・ロシュロー広場駅を結ぶシャトルバス)、ロワシーバス(シャルル・ド・ゴール空港からオペラ行きのバス)は除く。
・モンマルトルを登るためのケーブルカー
①Ticket t+
1枚ずつの通常切符です。
<料金>
€1.8(大人、子ども共通)
・バスの運転手から購入する場合は、€2
・4歳未満は無料
<利用可能な交通機関>
・メトロ全線
・パリ市内バス
・パリ市内路面電車トラム
・RER線(ZONE1エリア間、パリ市内)
<利用のきまり>
・未使用の切符は有効期限無し
・使用開始から、90分間乗り換え有効
②Carnet Ticket t+(カルネ)
先述したticket t+の10枚セットです。
切符を1枚ずつ10枚購入するより約2枚分の料金が得になり、約22%安いです。メトロを8回以上利用するのであれば、カルネの購入をおすすめします。
<料金>
大人(10歳以上):€14.1
子ども:€7.05
4歳未満:無料
<利用可能な交通機関>
・メトロ前線全区間
・パリ市内バス
・パリ市内路面電車トラム
・RER線(ZONE1エリア間、パリ市内)
<利用のきまり>
・未使用の切符は有効期限無し
・改札を通り、出口を出るまでの90分間乗り換え有効
◆フリーパスと値段について
①Mobilis(モビリス)
1日フリーパス乗車券
<料金>
ZONE1~2 €7
ZONE1~3 €9.3
ZONE1~4 €11.5
ZONE1~5 €16.6
・子ども料金の設定は無し
・4歳未満は無料
<利用可能な交通機関>
・メトロ全線全区間
・路面電車トラム
・RER線、バス、国鉄SNCF線の購入ZONE区間
<利用のきまり>
・パリ市内のみを移動するための購入区分はZONE1~2
・利用開始日の0:00~24:00まで乗り放題
・利用するにはモビリスに印字されている次の項目に記入する必要があります。
1. Valable le(住所)
2. NOM(苗字)
3. Prenom(名前)
②Paris Visite(パリ・ウィジェット)
1~5日フリーパス乗車券
<料金>
ZONE1~3
1日券 €11.15(子ども€5.55)
2日券 €18.15(子ども€9.05)
3日券 €24.8(子ども€12.4)
5日券 €35.7(子ども€17.85)
ZONE1~5
1日券 €23.5(子ども€11.75)
2日券 €35.7(子ども€17.85)
3日券 €50.05(子ども€25)
5日券 €61.25(子ども€30.6)
・10歳以上は大人料金
・4歳未満は無料
<利用可能な交通機関>
・メトロ全線全区間
・路面電車トラム
・RER線、バス、国鉄SNCF線の購入ZONE区間
<特典>
・ディズニーランド・パリ、凱旋門、モンパルナスタワーなど計13箇所の入場が割引される(大人料金での購入者のみ対象)
・購入者専用メトロマップを進呈。パリ・ウィジェットを切符自動販売機で購入後、窓口へ行くとマップがもらえる
③Ticket Jeune(チケット・ジェンヌ)
週末限定の1日フリーパス乗車券。25歳以下のみ購入・利用できる。
<料金>
ZONE1~3 €3.85
ZONE1~5 €8.35
ZONE3~5 €4.9
<利用可能な交通機関>
・メトロ全線全区間
・路面電車トラム(ZONE3~5を除く)
・RER線、バス、国鉄SNCF線の購入ZONE区間
<利用のきまり>
・26歳未満まで購入・利用可能
・土曜日、日曜日、祝日のみ利用可能
・パスポートなどの年齢が証明できるものの提示を求められることがある
◆メトロ切符の購入方法
①窓口で買う
最も簡単な購入方法です。
窓口の係員に「アン ビエ スィル・ヴ・プレ」(切符を1枚下さい)と伝えれば、支払う金額を提示してくれて、お金を払えば切符を渡してくれます。
英語で「ワンチケット プリーズ」でも通じます。
②自動券売機で買う
自動券売機での購入も簡単なので、ぜひ挑戦してみましょう!
支払方法は機械によって異なります。コインのみ、コインと紙幣のみ、コイン・紙幣・カードすべて使用可能な機械があります。
切替可能言語は仏語、英語、スペイン語、イタリア語などがあります。
<券売機の操作手順>
1. 購入する切符の種類を選択
2. 大人/子どもを選択
3. 購入枚数を選択
4. 領収書の要、不要を選択
確定・実行:緑色のボタン
キャンセル:赤色のボタン
選択:筒状のバーを回転させる
◆乗り方・降り方について
①自動改札機の通り方
1. 自動改札機の挿入口に切符を入れる
2. 機械の中を通った切符が出てきたら抜き取る
3. 切符をとると改札機の回転式バーが動くようになるので、押して入る
電車に乗るホームを間違えないよう注意!
ホームへ向かう通路には、路線や方角を示した案内板が必ずあるので、自分の目的地と照らし合わせて間違えないように注意しましょう。
②乗車の仕方
ドアは1号線と14号線のみ自動で、2号線~13号線は乗客自身で開け閉めをします。電車内から降りてくる人がいれば車内についているボタンを押し、ドアを開けて降車してくるので先に降りてもらいます。そのあとで、自分が乗り込みましょう。
もし降りてくる人がいなかった場合は車体についているボタン、またはバーを使って自分でドアを開けましょう。ドアは自動で閉まります。
③車内では
座席は基本的にボックス席になっています。ドア付近には折りたたみ式のイスがついているので空いている場合は使用可能です。ただし、混んできた場合には立ち上がってイスをしまいましょう。
日本のように到着駅、乗り換えなどのアナウンスは流れないので要注意です。駅に着くごとにプラットホームの看板をチェックしましょう。ドアの上に路線図があるので、自分の現在位置を随時確認します。
④降車の仕方
目的の駅のホームに着いたら、ドア横に付いているボタン、またはレバーを操作します。降りる人の中で一番ボタンに近い人が操作するのが暗黙のルールです。乗り換えする場合には「CORRESPONDANCE(乗り換え)」の表示を探して、指示通りに進めば目的の乗り換えホームに辿りつけます。
⑤改札口から出る
「SORTIE(出口)」の表示に従って出口へ向かいましょう。出口がいくつもある駅の場合は、目印となる大通りや広場などの名前も一緒に書かれているので、自分の目的地に近い出口を探しましょう。
出るときに切符の回収はなく、出口からそのまま外に出られます。ただし、駅構内などで切符の提示を求められることがあり、無くしてしまったりすると罰金の対象になるので注意しましょう。
いかがでしたでしょうか。
この他にもパリのメトロは搭乗しているとなかなか面白いことが起きたりもします。
それは危険なことだったり、楽しそうなことだったりと様々ですが、せっかくなので、パリのメトロを使い倒して、素敵な旅にしてください。
それじゃぁまた!!