カタールって国をご存知ない方も多いかもしれません。
ちょいと昔にサッカー日本代表のアジア地区予選最終戦となった日本対イラク戦で、日本代表がロスタイムで同点に追いつかれてワールドカップ初出場を逃した「ドーハの悲劇」で一躍有名になったドーハが首都にもつ国です。
中東カタールの首都ドーハは、世界で最も発展スピードが早い都市の一つです。
ドバイやアブダビに追いつけ追い越せと急ピッチで進められる都市計画は、真珠をモチーフにした巨大なリゾート島「ザ・パール・カタール」や個性的な超高層ビルなど、ドバイで見かけたり聞いたことのある様な建物が年々出来上がっています。
そんなカタールの観光には、ヨーロッパを最終目的地としたカタール航空でのトランジットがオススメです。
◆カタール航空について
旅慣れた方にはおなじみかもしれませんが、日本からの欧州行きで割安な航空会社といえば、今注目なのが、カタールのドーハを拠点とするカタール航空なのです!
僕が以前利用した、成田空港ードーハ空港・ドーハ空港ーシャルル・ド・ゴール空港の経由便は約8万円ほどで手配できました。
スカイトレックスで5つ星を獲得しているカタール航空は観光客や利用客を呼び込むためにもサービス満点です。
◆その1 市内観光が無料
このカタール空港を利用した、ドーハでのトランジットの場合、条件によっては市内観光ツアーが無料で楽しめます。
以下が公式ホームページの内容です。
お乗り継ぎ時間にドーハ市内観光*をお楽しみ頂けます。
カタール観光局とカタール航空では、お客様へ更に充実したご旅行をお楽しみいただく為に、ドーハでのお乗継時間をサポートする、ドーハ市内観光*を無料でご提供しています。
ドーハを代表する観光スポット、ザ・パール、カタラ文化村、イスラム美術館、スーク・ワキーフへご案内いたします。
お乗り継ぎのフライトまで、お時間を有効にご利用ください。
*当市内観光へのご参加には条件が適用されます。
ご利用条件
・ 事前予約は承れません。
・当ツアーの所要時間は約2時間45分を予定しています。
・訪問場所はザ・パール、カタラ文化村、イスラム美術館、スーク・ワキーフです。内容は予告なく変更になる場合があります。
・当ツアーは英語ガイドがご案内いたします。ミネラルウォーター(1本)をご提供いたします。
・当ツアーのお申込みは先着順となります。定員の都合上、ご参加いただけない場合もあります。
カタール入国は入国管理局の審査に基づきます。
・当ツアーへのご参加はドーハへ04:00~19:00(現地時間)の間に到着されるお客様で、かつ、接続便への乗継のお時間が5時間以上、12時間未満の方が対象となります。
・詳細はお申込み時にドーハ・シティーツアーデスクの職員へお問い合わせください。
ってな案内の通り、市内観光が航空会社のサービスで無料なのです。
カタールはそれほど大きな国ではないので、トランジットがてらのこのツアーでも十分に楽しめると思います。
◆その2 ホテルも無料
これもびっくりなのですが、ホテルまで場合によっては無料で利用できます。
カタール航空では、ドーハ国際空港の乗り継ぎ時間が長い場合、お待ちの間に滞在いただけるホテルをご提供させていただきます。
ホテルをご利用いただくお客様には、入国ビザ、ホテルへの送迎、条件に応じ一部のお食事をご提供させていただきます。
以下の条件を満たす場合、ホテルをご利用いただけます。
- 8時間以内の乗り継ぎ便が運航していない場合。
- 乗り継ぎ時間が8時間以上、24時間以内の場合。
- アブダビ(AUH)、バーレーン(BAH)、ドバイ(DXB)、クウェート(KWI)、マスカット(MCT)発着便を含まない旅程。
という条件ですが、ドーハ市内のホテルがおよそ1泊1万円代はするのを考えると、めちゃくちゃお得なサービスです。
◆というわけで市内ツアーに参加してみる
①集合からスタートまで
このドーハ空港名物の「黄色い熊」から見えるぐらいの距離のところに、こんな簡素なツアー申し込みデスクがあります。
受付でパスポートと搭乗券を見せて、パスポートを返される時に、係員が集合時間を言いますので、それまで一時解散になります。
上にあるような集合時間に、ツアーデスクに集まると、参加票が渡されます。
入国・出国の際に必要なので、無くさない様にしましょう。
入国審査場までは、係員が誘導してくれるので、自身で入国審査を受けます。
入国審査を抜けると、係員と、ツアーガイドが待機しており、ここからはツアーガイドの指示で行動することになります。
②市内観光へ
ちなみに中東に行ったことがある方ならご存知でしょうが、当然、カタールも暑いです。
日中は30℃は軽くオーバーしているので、服装には注意しましょう。逆に空港はキンキンに冷えてやがります。
市内へはマイクロバスですが無料ツアーですから致し方ないでしょう。
交通量の割には道路は広く、舗装された綺麗な道路です。
この国の人は渋滞なんて無縁なんだろうなぁ。
建築物も近代的というかファンキーなものが多く、緑が多いのも意外でした
そして最初に案内されるのはイスラム美術館。
これまた奇抜な建物です。
その後、バスで移動し、次に案内されたのが、「カタラ文化村」
文化村の中を進んでいくと、「円形劇場」があります。
次の目的地への移動中、車内でミネラルウォーターが配られます。
続いて、ザ・パール(The Pearl)という、パール型に建設された人工島と海を利用したマリーナ、それを囲むように住宅や商業ビルが立っている、いかにも富豪が住みそうなエリアにいきます。
ってかドバイのパームツリーアイランドと全くコンセプトが一緒ですね。
空から見ると美しいのかもしれませんが、地上から見る限りパールの実感はありませんでした。
ちなみにネットから拝借して、空から見るとこんな感じ
バスで移動し、最後の観光場所である、「スーク ワキーフ」に到着です。
ここはカタールの観光市場です。
ここでは少しの時間自由時間で買い物や食事が楽しめます。
スークから空港に送ってもらってツアーは終了です。
いかがでしたか?
短期間でもカタールを楽しむことができる、ツアーのついた経由便は値段もお得だし、とてもオススメです。
次の旅行の際は検討してみてはいかがでしょうか。
それではまた!!