日本からも近いリゾートアイランドとして日本人にも大人気だったサイパン。
僕個人の思い出は、20歳ぐらいの時に初めて行った海外旅行がサイパンでした。
それから約10年、昨年グアムに行ったついでに1日だけサイパンにも行ったのですが、思い出は美化されるものなのかもしれませんが、正直がっかりする内容でした。
そんな中、先日サイパンのなんとも寂しいニュースが報じられました。
◆日本からサイパンへの直行便廃止
現在日本からサイパンへの直行便を運航しているのがデルタ航空のみで、成田~サイパン線のみが日本から出ている、唯一の直行便となっています。
その便も今年5月6日をもって運休することが報じられて、結果、日本からのサイパンへの直行便がなくなることになります。
というわけで、今後サイパンに行くにはグアムもしくは韓国あたりから経由して行かなければなりません。
こうなってくると何か行かなければならない理由が無い限り、行くことはなくなってしまう気がしています。
◆サイパンの現状のこと
そんなサイパンの現状ですが、ガラパンというサイパンの繁華街エリアがあります。
初めて行った10年前はまだキラキラした繁華街でしたが、昨年行った際にはもうボロボロのゴーストタウンと化していました。
いや、ゴーストタウンは言い過ぎだとしても、日本国内の地方のシャッター商店街なみに寂れていました。
もともとはDFS やハイアットなどのホテルがある街の中心部のはずですが、寂れた日本語の看板の建物やら、廃墟もいくつかありました。
日中は、ほとんど人影はありません。
みんないったいどこに行ってるんだろうという感じです。
近隣のグアムと比べて、完全に忘れ去られているような状況になっています。
ただマニャガハ島という、サイパンから15分ほど船で行った島には人が大勢の観光客がいました。
と言ってもマジでアジア人だらけでしたが….。
◆治安の悪化も要因?
個人的にはそこまで感じることはなかったのですが、ややそういった風な感じにはなっているようです。
日本人観光客がガラパンのビーチロードを歩いていたときにバックをひったくられ、数メーター引きずられ怪我をするなんてニュースも先日報道されていました。
ぼくは治安とはまた少し違うのかもしれませんが、マニャガハ島でも中国人観光客が溢れかえっていて、あまりのマナーの悪さとレストランなどでの、我が物顔での振る舞いに正直イラつきました
。
JALが撤退してからは日本人観光客も大幅に減っていて、正直日本人には居心地が本島を含めて悪い島になっています。
昔は日本人もそういった風に思われていたのかもしれませんが、先述した国の人たちは、みんながみんなではもちろん無いですが、あらゆる国の観光地で人数が多ければ多いほど、ひんしゅく物であることは間違いないです。
◆そんなサイパンだけど楽しいこともありました。
①ダイビングがめちゃ楽しかった。
北マリアナ諸島はダイビングのベストスポットとして有名です。
サイパンでも先述のマニャガハ島や青の洞窟「グロット」などが有名です。
沖縄にも青の洞窟と言われる場所があって、行ったことがある人も多いかもしれませんが、規模が全然違います。
島の東にあるラウラウビーチもダイビングスポットとしてはオススメです。
ダイビングの何がいいかというと、観光客にほとんど会わない点です。
マニャガハ島のビーチ付近はシュノーケリングや、海水浴の観光客で溢れかえっていますが、あまり他のアジア圏の人たちにはダイビングの人気がないのか、結構ガラガラで気持ちよく潜ることができます。
②トレッキングで冒険気分に
「禁断の島」と呼ばれている、冒険心をそそるスポットがあります。
写真先端の自然保護区に指定されている離れ小島なんですが、手付かずの自然が残るスポットです。
禁断の島と言いながらも、トレッキングツアーでその目前まで行くことは可能です。
島へは、小さな山道の入口からジャングルの中をひたすら歩いて目指します。
途中、岩だらけの道や、あまりにも頼りないロープを下る小さな崖があったりとハードなトレッキングコースですが、そんな過酷な道のりの後に絶景があります。
島の手前には大きな洞窟や、天然のプールが広がっていて、透明度も高くて海中を魚が泳いでいる姿が見られます。
ジャングルの中を歩いて汗をかいたら、この天然のプールで海水浴やシュノーケリングをしてリフレッシュするのが最高です!
禁断の島へのトレッキングコースは険しくて、ガイド同伴のオプショナルツアーへの参加じゃなきゃ正直しんどいです。
シュノーケリング付きのツアーもあるので、トレッキングとシュノーケリングの両方を体験するのもおすすめです。
以上、褒めてるのか、貶しているのかはわかりませんが、サイパンへの直行便がなくなるってことで、書きたくなったので、書きました。
個人的には日本軍の慰霊碑や日本の歴史にゆかりのある場所なので、いつかまた行く機会があればなぁと自分でも思います。
それではまた!!