僕は子供の頃からアメリカが大好きです。
今のアメリカに魅力を感じているかと言われると、少し薄れてしまってはいるのですが、それはアメリカだけじゃない、色々な世界を知ったからというのがあります。
ただやはり子供の頃から憧れ続けてたアメリカに関しては今でもやっぱり好きだなぁと思います。
そんなアメリカの中での憧れの一つ、アリゾナのルート66のことを掘り下げてみようと思います。
◆ルート66とは
アメリカのメインストリートでアリゾナを通る国道66号線のことです。
マザーロードと呼ばれ、まさにアメリカのド真ん中を走っていてシカゴからロサンゼルスを横断して結ぶ約3700キロの道です。
昔から語り継がれている、さまざまなロマンがあったり、今でも映画やお店の名前としても愛され続けています。
一度は時代の流れを受けて廃線してしまうんですが、地域の人たちの努力によって劇的に復活しました。
◆オススメのルートの前に
昔テレビでやってた「たった一人のアメリカ」などの旅番組のように、シカゴからロサンゼルスまでルート66をドライブしてアメリカ大陸を横断したい!!
って考えている方は多いと思いますが、現実的に鹿児島から青森の往復ぐらいある3,700キロのルート66を短期間で走破するのはかなりしんどいです。
2週間ぐらいの休みとそこそこのお金(レンタカー代だけでも1,500ドル以上かかります)があれば大丈夫ですけど、体力的、精神的にもめっちゃしんどいと思います。
観光スポットは多いルート66ですが、道中の大部分は、牧場や荒野の風景をドライブすることになるわけで、1日、2日なら楽しいですけど、これが10日は続くとおそらく苦痛です。(ほぼ下の写真のような風景です。)
それにアメリカにはルート66以外にも見るべき観光スポットはたくさんあるので、ルート66のマニアでもなければ、他の場所に行かずに日本へ帰国するのはもったいなさすぎます。
まずは一部の区間でお試しして、他の観光スポットも回ったりしながら、楽しければ、次の機会に全ルート走破ということにすればいいと思います。
◆オススメのルート
日本から到着する旅の拠点となる都市は、アリゾナ州フェニックス、またはネバダ州ラスベガスが便利です。
いずれも日本からの直行便はありませんので、ロサンゼルス(LAX)か、他の空港経由の乗り継ぎ便を使用します。
はじめてのルート66で一番におすすめするコースは、セリグマンからキングマンへ続く、日本だけじゃなく世界でもっとも有名なルート66の残る区間と、グランド・キャニオンをはじめ多くの国立公園のあるアリゾナ観光を抱き合わせたルートです。
アリゾナ州北部の中心都市フラッグスタッフからセリグマンへ向かい、西部のキングマンへと続く、300km足らずのルートです。
フラッグスタッフにはルート66終焉の地、ウィリアムス(Williams)があります。
ウィリアムスはフラッグスタッフから西へ40-50分、グランドキャニオンの中心地、グランドキャニオン・ヴィレッジへはアリゾナ州道64号線で1時間で着くほか、グランドキャニオン鉄道の始発駅でもあります。
フラッグスタッフに比べるととても小さい町ですが、グランドキャニオン観光の拠点都市として、町の規模の割には多くのルート66のお土産店やホテルがあり、宿泊料金もお手頃です。
映画「カーズ」にも登場した「HERE IT IS」の看板のあるJack Rabbit Trading Post、まで行っても日帰りコースです。
セリグマンまで行くと、ルート66のお土産やさんなどがあり、アメリカらしさを十分に感じられます。
終点のキングマンもめちゃくちゃルート66を押している街ですが、そのゴリゴリ感がいい!!
今回紹介したルート66のルートから他に立ち寄りたいのは「グランド・キャニオン」
と「セドナ」です。
いずれも冒頭のフラッグスタッフから1~2時間です。
グランド・キャニオンもセドナもまたの機会に解説して付け加えておきます。
以上がルートです。ガソリンは十分に給油してから行きましょう。
◆旅の準備
旅行のルートを決めたら、航空機、レンタカー、ホテルなどを手配します。
①航空券を購入する
先述しましたが、アリゾナ州には日本からの直行便が出ていません。
なので、フェニックス国際空港に着けばどこ経由でもいいですが、メジャーなのはロサンゼルスかなと思います。
帰りはルートによってオープンジョーで空港を指定すれば、大丈夫です。
②レンタカーを予約する
アメリカ本土はレンタカーを使用するのに、ハワイやグアムと違って、日本の免許証に加えて、国際運転免許証が必要です。
日本の警察署でだいたい3,000円弱の手数料を払うとその日のうちに発行してくれます。
またレンタカーの相場はだいたい1日80ドルから100ドル程度ですが、日数が伸びるほど割安にはなります。
また25歳以下の方が運転する際には別途手数料がかかる会社がほとんどです。
もとの営業所に返却する場合は問題ないですが、乗り捨てる場合は別途100〜300ドル程度の手数料もかかります。
◆お得なオプションツアーを利用する
ルート66には行ってみたいけどアメリカで運転でするのは不安、日本でも普段運転していない、21歳未満でレンタカーが借りられない、という場合にはツアーを申し込んだ方がいいです。
現地のツアー会社が運営する英語ツアーの方がやや安上がりですが、英語の自信がなく初めてのアメリカでしたら、日本の旅行会社での予約をおすすめします。
出発拠点はラスベガス発のツアーに設定にルート66立ち寄りコースが多くあります。ルート66がメインのツアーはなく、グランドキャニオンやセドナへ行くツアーと抱き合わせです。
またこの場合は自身で運転ができないのがちょっと残念ですが、空気感は味わえるかと思います。
いかがでしたでしょうか。
テレビやポスターなどでみた憧れのアメリカを感じることができるルート66。
個人的には初めて行った時は本当に感動しました。
ちょっと漠然と書きすぎたので、また細かな部分はまとめ直しますね!
それではまた!!